当院の訪問診療に対する考え方と対応症状
approach to visit medical treatment

介護が必要な高齢者の方や身体が不自由な方で、通院が困難な方を対象に訪問歯科診療を行っています。

訪問診療でできること

多くの患者様に誤解されていることですが、訪問診療は外来診療に比べてできることが少ないのではと思われています。お口の中の健康を守るため、口腔ケアや入れ歯の作製、調整、虫歯の治療も可能となります。 ご家族の方で介護されている方のお口の中で気になるところがあれば、ぜひ、ご相談ください。

訪問診療の必要性

訪問歯科診療は現在、社会的にも必要性が上がってきています。その理由として日本が高齢化社会になっているという点が挙げられます。高齢者が増えて病院や老人施設も満床になってくると在宅医療をせざるをえません。実際、厚生労働省も今後の日本は在宅医療をメインに行うという方向に向いています。

寝たきりや身体の自由が効かない高齢者の方も口腔ケアをする必要があります。口腔内が不潔になってしまうと、唾液を飲み込むときや食事の際に、誤嚥したときに「誤嚥性肺炎」を引き起こすリスクが高くなってしまうのです。肺炎は現在、日本国内で死因第3位に入るほど深刻で誤嚥性肺炎を予防する意味でも訪問歯科診療で行う口腔ケアは重要になります。

このような症状の方に訪問歯科診療

訪問歯科診療では次のような症状の患者さまに治療を受けていただきたいと考えて居ります。

当院の訪問診療に対する心構え

当院では訪問診療をする上で患者様だけでなく、ご家族とも良い関係性を築けるような努力をしております。そこで今回は当院が訪問診療で心がけていることについて紹介していきます。

丁寧な診療

介護が必要な患者様や身体が不自由な方は若い方とは違い筋肉が衰えています。無理をさせず、その日の体調にも合わせながら状況を把握し、ゆっくり丁寧な治療を心がけるようにしています。

患者様とご家族との信頼関係

日常生活の中で行う口腔ケアは患者様のご家族が中心となって行っていただきます。ご家族にも口腔ケアの方法をお教えし、日々のケアにご協力いただく必要があります。

当院スタッフと双方でアプローチすることにより、より良い健康のサポートができるのではないかと考えのもと、患者様やご家族の方と向き合っています。